
台湾のおすすめ温泉地として、台北近郊の北投・烏来、宜蘭の礁渓、台南の関子嶺の4か所を取り上げ、泉質や雰囲気の違いを紹介します。大衆浴場と貸切湯屋の使い分け、水着などのマナー、台北からの移動時間の目安、貸切チャーターで温泉と観光を組み合わせるモデルコースまでまとめました。
- アクセス
- 台北市内から北投・烏来は車で約30分〜1時間、礁渓は約1時間(いずれも目安)
- 滞在時間の目安
- 半日〜1日(関子嶺は台南・嘉義起点で1日)
- ベストシーズン
- 11〜3月の涼しい季節。通年楽しめます
台湾は、実は温泉がとても多い島です。日本統治時代に温泉文化が広まり、今も台北近郊から南部の山あいまで、個性豊かな温泉地が点在しています。日本の温泉に慣れた方でも、泉質の違いや、湯屋(個室風呂)の文化など、新鮮な発見があるはずです。
一方で、温泉地は山あいや郊外にあることが多く、公共交通では乗り換えや坂道が負担になることもあります。湯上がりの体で荷物を持って移動するのも、できれば避けたいところです。貸切チャーターを使えば、ホテルから温泉地へ直接向かい、湯上がりはそのまま車でくつろぎながら次の目的地へ移動できます。
この記事では、台湾のおすすめ温泉地として北投・烏来・礁渓・関子嶺の4か所を取り上げ、それぞれの特徴と、貸切で巡る温泉旅のモデルコースを紹介します。
01台湾の温泉の基本を知っておこう
大衆浴場と湯屋(個室風呂)
台湾の温泉施設には、大きく分けて、男女別や混浴の「大衆浴場」と、個室で入浴する「湯屋」があります。湯屋は時間制で貸し切って使うスタイルが一般的で、家族やカップル、グループで気兼ねなく過ごせます。
水着が必要な施設もある
日本と大きく違うのが、水着着用のルールです。男女混浴の露天風呂やプール型の施設では、水着と水泳帽の着用を求められることがよくあります。一方、男女別の大浴場は裸で入るところも多く、施設によってルールが異なります。水着を持参しておくと、行き先の選択肢が広がります。
入浴のマナー
かけ湯をしてから湯船に入る、タオルを湯に浸けない、長湯をしすぎないなど、基本的なマナーは日本と変わりません。泉温が高めの場所もあるので、湯あたりにはご注意ください。飲酒後や食事の直後の入浴は避け、入浴の前後にはしっかり水分をとりましょう。施設によっては、入浴時間の目安や休憩の取り方が掲示されていることもあるので、案内に目を通しておくと安心です。
02台北から近い温泉地
北投温泉|硫黄の香る温泉街
台北市内から車で30分ほどの北投は、もっとも手軽に訪れられる温泉地です。湯けむりが立ちのぼる地熱谷や、日本統治時代の公共浴場を活用した北投温泉博物館など、温泉街の散策も楽しめます。白濁した硫黄泉の湯は、温泉らしい香りが魅力です。詳しくは「北投温泉の観光ガイド」をご覧ください。
烏来温泉|渓流沿いの静かな温泉
台北の南、山あいの渓谷にある烏来は、無色透明でやわらかい湯が特長です。川沿いに温泉宿が並び、滝やトロッコ、タイヤル族の文化にも触れられます。台北市内から車で1時間前後が目安です。見どころは「烏来を貸切で」で紹介しています。
03足をのばして訪れたい温泉地
礁渓温泉|宜蘭の平地温泉
宜蘭県の礁渓は、平地から湧き出る珍しい温泉地です。台北から雪山トンネルを抜けて車で1時間ほどと、意外なほど近く感じられます。無色透明でさらりとした湯で、街なかには無料で使える足湯もあります。宜蘭の観光とあわせるなら「宜蘭を貸切で日帰り」も参考にしてください。
関子嶺温泉|灰色の泥湯
台南の山あいにある関子嶺は、灰色に濁った「泥湯」で知られる個性派の温泉地です。台湾でも珍しい泉質で、肌あたりのやわらかさが印象に残ります。近くには、岩の割れ目から水と火が同時に湧き出る「水火同源」という名所もあります。台北からは遠いため、高鉄で台南や嘉義へ移動し、そこから車で向かうのが現実的です。
044つの温泉地の比較
| 温泉地 | 湯の特徴 | 台北からの移動の目安 | おすすめの過ごし方 |
|---|---|---|---|
| 北投 | 白濁した硫黄泉など | 車で約30分 | 半日で散策と入浴 |
| 烏来 | 無色透明のやわらかい湯 | 車で約1時間 | 滝や渓谷と組み合わせて半日〜1日 |
| 礁渓 | 無色透明でさらりとした湯 | 車で約1時間 | 宜蘭観光と組み合わせて1日 |
| 関子嶺 | 灰色の泥湯 | 高鉄+車で半日程度 | 台南・嘉義の観光と組み合わせて1日 |
移動時間は道路状況によって大きく変わります。泉質の表記も源泉や施設によって異なるため、あくまで目安としてご覧ください。
05貸切チャーターで巡る温泉モデルコース
台北近郊・湯めぐり1日コース
| 時間 | 行程 |
|---|---|
| 9:30 | 台北市内のホテルを出発 |
| 10:00 | 北投温泉で地熱谷・温泉博物館を散策 |
| 11:30 | 北投で入浴(湯屋または大浴場) |
| 13:00 | 昼食 |
| 15:00 | 烏来へ移動し、滝や老街を散策 |
| 16:30 | 烏来で2湯目の入浴 |
| 18:30 | 台北市内のホテルへ |
ポイント:1日に2か所で入浴する場合は、それぞれの入浴時間を短めにし、水分補給をしながら回りましょう。湯上がりは車内でゆっくり休めるのが貸切の良さです。
宜蘭・礁渓の温泉と観光コース
朝に台北を出発して礁渓で足湯や入浴を楽しみ、午後は宜蘭の観光地を巡って夕方に台北へ戻るコースも人気です。往路と復路で渋滞の時間帯が異なるため、週末はとくに出発時間をドライバーと相談しておきましょう。
06温泉旅をもっと快適にするコツ
持ち物を準備しておく
水着、タオル、着替え、髪を結ぶゴム、保湿用品などを1つのバッグにまとめておくと便利です。施設によってはタオルが有料のこともあります。
時間に余裕を持つ
湯屋は人気の時間帯に待ち時間が出ることがあります。営業時間や予約の要否は施設ごとに異なり、変更されることもあるため、最新の情報を確認しておきましょう。
湯上がりの楽しみも計画に入れる
温泉地の周辺には、湯上がりに立ち寄りたいスポットも多くあります。北投なら温泉街の散策、烏来なら名物の竹筒ご飯や山の幸、礁渓なら宜蘭名物のネギ料理など、土地の味を楽しむ時間も旅の醍醐味です。湯上がりは汗をかきやすいので、冷房の効いた車内で一度休んでから次の目的地へ向かうと、体への負担も少なく済みます。
ご予約・ご相談
行きたい温泉地や入浴のスタイル(大浴場か湯屋か)を伝えていただければ、移動の順番を含めた行程をご提案します。ご相談はお電話で受け付けています。料金は時間制・行程によりお見積りとなります。
07よくある質問
Q. 水着を持っていないと入れませんか?
男女別の大浴場や湯屋なら、水着なしで入浴できる施設が多くあります。ただし、混浴の露天風呂などでは水着が必要になることが多いため、迷ったら持参するのがおすすめです。
Q. 子ども連れでも温泉を楽しめますか?
家族で使える湯屋なら、周りを気にせず入浴できます。お子様の年齢による利用制限がある施設もあるので、事前に確認しておきましょう。チャイルドシートはご予約時にお申し付けください。
Q. 夏に温泉へ行っても楽しめますか?
夏は暑いため、長湯よりも短時間の入浴や足湯がおすすめです。烏来の渓谷のように、涼しい自然とあわせて楽しめる温泉地を選ぶのもひとつの方法です。
08まとめ
台湾の温泉は、硫黄の香る北投、渓流沿いの烏来、平地に湧く礁渓、泥湯の関子嶺と、それぞれにまったく違う個性があります。水着のルールや湯屋の使い方を知っておけば、初めてでも安心して楽しめます。
貸切チャーターなら、湯上がりの移動も快適です。観光と温泉を組み合わせて、台湾ならではの湯めぐりを満喫してください。


