
台中観光ガイド。カラフルな彩虹眷村、レトロな建築が美しい宮原眼科、若手クリエイターが集まる審計新村、伊東豊雄設計の台中国家歌劇院、逢甲夜市、名物の太陽餅とタピオカミルクティーまで、台中の魅力を紹介します。
- アクセス
- 台北から高鉄で台中まで約1時間、高鉄台中駅から市内中心部まで車で約20〜30分(目安)
- 滞在時間の目安
- 市内の主要スポットは半日〜1日。高美湿地の夕日と組み合わせるのがおすすめ
- ベストシーズン
- 通年。台中は比較的雨が少なく、秋〜春は特に過ごしやすい気候です
台湾第二の都市として知られる台中は、一年を通して穏やかな気候に恵まれ、「台湾でいちばん住みやすい街」とも言われてきました。台北のにぎやかさとも、台南の古都らしさとも違う、どこかのびやかで洗練された空気が流れています。
日本統治時代のレトロな建築、古い宿舎をリノベーションしたおしゃれなエリア、世界的建築家による現代建築、そして台湾の国民的ドリンクやお菓子のふるさと。台中は、街を歩くこと自体が楽しい都市です。
01宮原眼科|レトロ建築のスイーツ店
台中駅からほど近い場所に建つ宮原眼科は、台中観光でまず訪れたい場所の一つです。その名のとおり、もともとは日本統治時代に日本人医師が開いた眼科医院の建物でした。長い年月を経て荒れていた建物が、地元の菓子店によって美しく再生され、現在はスイーツやお茶、パイナップルケーキなどのお土産を扱う店舗になっています。
一歩中に入ると、天井まで届く木製の棚に、まるで古い図書館の本のようにお菓子の箱がずらりと並び、その光景に思わず見上げてしまいます。店の外ではアイスクリームを求める行列ができることも。トッピングを選んで楽しむアイスは、台中散策のひと休みにぴったりです。
ポイント:週末や連休は大変混雑します。ゆっくり見て回りたい方は、開店直後や平日の訪問がおすすめです。
02彩虹眷村|色彩に包まれる小さな村
彩虹眷村(レインボービレッジ)は、かつて軍人とその家族が暮らした「眷村」と呼ばれる集落の一角です。取り壊しの話が持ち上がった際、ここに住む一人の元軍人が家々の壁や路地に色鮮やかな絵を描きはじめ、そのユニークな作品が評判を呼んで保存につながったと言われています。
人や動物、鳥、文字などがのびのびと描かれた壁は、どこを切り取ってもカラフルな写真になります。なお、彩虹眷村は2022年に作品の一部が塗り替えられる出来事があり、大きな話題となりました。その後は修復などが進められていますが、公開状況や見学できる範囲が変わることもあるため、訪問前に最新情報を確認しておくと安心です。
03審計新村|リノベーションの街を歩く
審計新村は、かつての公務員宿舎をリノベーションして生まれたエリアです。低層の古い建物が並ぶ路地に、雑貨店、カフェ、スイーツ店、デザイナーズショップなどが軒を連ねています。週末には手作り雑貨などのマーケットが開かれることもあり、地元の若者や観光客でにぎわいます。
古い建物の味わいと新しいアイデアが自然に溶け合ったこのエリアは、台湾のクリエイティブな一面を感じられる場所。お気に入りのカフェを見つけて、のんびり過ごすのもおすすめです。
周辺の楽しみ方
審計新村の近くには、緑の多い遊歩道や、こだわりのレストランも点在しています。路地から路地へ、気の向くまま歩いてみると、思わぬ素敵なお店に出会えるかもしれません。
04台中国家歌劇院|曲線の建築美
台中の新しいシンボルとして知られるのが、台中国家歌劇院です。日本人建築家・伊東豊雄氏が設計したこの劇場は、直線や直角をほとんど使わない、うねるような曲面でつくられています。まるで洞窟のような内部空間は、劇場の公演を観なくても見学する価値があります。
館内のショップやカフェ、屋上庭園など、公演がない時間でも楽しめる場所があります。夜はライトアップされた外観も美しく、写真好きの方にもおすすめのスポットです。開館時間や見学できるエリアは公式サイトでご確認ください。
05台中のグルメとお土産
タピオカミルクティーのふるさと
今や世界中で親しまれているタピオカミルクティー。その発祥の店として名前が挙がることが多いのが、台中に本店を構える老舗の茶館です。本場の雰囲気の中で、ゆったりとした椅子に座ってお茶を楽しむのは、台中ならではの体験です。
太陽餅
台中を代表するお土産といえば、太陽餅です。薄く何層にも重なったパイ生地の中に、麦芽糖を使ったやさしい甘さのあんが包まれています。老舗の専門店が多く、店ごとに味わいや食感が少しずつ違うので、食べ比べも楽しいものです。
逢甲夜市
夜は、台湾でも有数の規模を誇る逢甲夜市へ。大学の近くにある夜市で、若者向けの新しいB級グルメが次々と生まれる場所としても知られています。食べ歩きはもちろん、雑貨や洋服の店も多く、夜遅くまでにぎわいます。
ポイント:夜市では、現金を小銭も含めて用意しておくとスムーズです。人混みでは手荷物に注意しましょう。
06アクセスと回り方
台北から台中へは、高鉄で約1時間が目安です。高鉄台中駅は市の中心部から少し離れているため、市内へは車やバス、台鉄の在来線で移動します。台中の見どころは市内に点在しており、公共交通だけで回るとやや時間がかかるのが正直なところです。
効率よく巡るなら、貸切チャーターが便利です。ドルフィン・チャーターの「台中・高美湿地の夕日」プラン(8時間・1台 NT$7,500〜)では、高鉄台中駅や市内ホテルでお迎えし、宮原眼科、彩虹眷村、審計新村などを巡ったあと、夕方に高美湿地へ移動して夕日を楽しむ一日をご案内します。
さらに日月潭と組み合わせれば、台湾中部の魅力を満喫できる周遊旅になります。複数日の行程は3泊4日モデルコースも参考にしてください。
07よくある質問
Q. 台北から日帰りできますか?
A. 高鉄を使えば片道約1時間なので、日帰りも十分可能です。夕日まで楽しむなら、帰りの高鉄の時間を確認しておきましょう。
Q. 雨の日に楽しめる場所はありますか?
A. 宮原眼科や台中国家歌劇院は屋内で楽しめます。カフェ巡りやショッピングモールも充実しています。
Q. 台中で泊まるならどのエリアが便利ですか?
A. 観光の拠点としては、台中駅周辺や、繁華街に近い西区・西屯区周辺が便利です。高美湿地や日月潭へ向かう場合も動きやすいエリアです。
08まとめ
レトロな建築に彩られたスイーツ店、カラフルな壁画の村、リノベーションの路地、曲線が美しい現代建築、そして台湾の味のふるさと。台中は、新旧の魅力がほどよく混ざり合った、歩いて楽しい街です。台北や台南とは一味違う、台中ならではののびやかな空気を感じてみてください。


