
台北101の展望台観光ガイド。89階の展望台と101階のSKYLINE 460の違い、超高速エレベーター、巨大なウィンドダンパー、夜景が美しい時間帯、象山からの撮影、周辺の信義エリアの楽しみ方までまとめました。
- アクセス
- MRT淡水信義線「台北101/世貿」駅直結。台北駅から約15分
- 滞在時間の目安
- 展望台は1〜1時間30分。ショッピングや食事を含めると半日
- ベストシーズン
- 通年。夕暮れ前に上がり、昼景から夜景への移り変わりを見るのがおすすめ
目次9
台北の街のどこにいても、ふと見上げるとその姿が目に入る。竹の節のように段を重ねた独特のシルエットで空にそびえる台北101は、台湾を象徴するランドマークです。2004年に完成したこの超高層ビルは、地上101階、高さ508メートル。完成当時は世界一の高さを誇り、いまも台北の街並みの主役であり続けています。
展望台からの眺め、ビルを支えるユニークな技術、足元に広がるおしゃれな信義エリア。この記事では、台北101を何倍も楽しむためのポイントを、時間帯ごとの過ごし方や撮影スポットとあわせてご紹介します。
01竹をモチーフにしたデザインに込められた意味
台北101の外観は、中国文化で成長や繁栄の象徴とされる竹をモチーフにしています。8階分をひとつの節として、その節を8つ積み重ねたような形です。8という数字は、中国語圏で「発展」や「繁栄」を連想させる縁起のよい数字として親しまれています。
外壁をよく見ると、各節の角には古銭を思わせる円形の装飾も。高層ビルでありながら、東洋の吉祥モチーフがあちこちに散りばめられているのが台北101の面白いところです。夜になると外壁は季節やイベントに合わせた色にライトアップされ、日によって違う表情を見せてくれます。
0289階の展望台へ
超高速エレベーター
展望台への入口は5階にあります。チケットを手にエレベーターに乗り込むと、89階の展望台までわずか40秒ほど。耳が少しツンとするほどのスピードですが、揺れはほとんど感じません。エレベーター内の照明演出も楽しみのひとつです。
360度のパノラマ
89階の屋内展望台からは、台北盆地をぐるりと見渡すことができます。北には陽明山の山並み、西には淡水河、すぐ足元には碁盤の目のような信義エリアの街路。天気のよい日には、思っていた以上に遠くまで見通せます。日本語に対応した音声ガイドが用意されていることもあるので、方角ごとの見どころを確認しながら回ると理解が深まります。
巨大なウィンドダンパー
展望台でぜひ見ておきたいのが、ビルの揺れを抑えるための「ウィンドダンパー(制振装置)」です。吹き抜け空間に吊るされた巨大な金色の球体で、強風や地震のときにビルの揺れを打ち消す役割を果たしています。展望フロアから間近に見られる、世界でも珍しい存在です。かわいらしいマスコットキャラクターにもなっていて、関連グッズも人気を集めています。
ポイント:展望台のチケットは時間帯や曜日によって混雑状況が異なります。料金や販売方法は変更されることがあるため、公式サイトで最新情報を確認し、可能であれば事前購入しておくとスムーズです。
03101階のSKYLINE 460
より特別な体験を求める人には、101階の屋外展望エリアを含む体験プログラム「SKYLINE 460」があります。地上460メートルほどの高さで、ガラス越しではなく直接外の空気を感じながら台北の街を見下ろす、スリル満点の体験です。人数制限や年齢・身長などの参加条件、天候による中止があり、料金も通常の展望台とは別になります。参加を希望する場合は、条件と予約方法を事前に必ず確認してください。
04夜景がいちばん美しい時間帯
台北101の展望台を訪れるなら、日没の30分〜1時間前に上がるのがおすすめです。明るい昼の景色、空がオレンジ色に染まる夕暮れ、そして街の灯りがきらめきはじめる夜景まで、ひとつのチケットで三つの表情を楽しめます。
- 夕暮れ時:西の空が染まり、淡水河の流れが光って見える時間帯。
- ブルーアワー:空にまだ青みが残るうちに街の明かりがともり、写真映えする時間帯です。
- 夜:信義エリアのビル群や道路のライトが宝石のように輝きます。
ガラスへの映り込みを防ぐには、スマートフォンのレンズをガラスに近づけ、手や黒っぽい布で周りの光を遮るのがコツです。
05外から眺める台北101
台北101は、上から眺めるだけでなく、外から眺める姿も格別です。
- 象山(ぞうざん):信義エリアの東にある小高い山。登山道の階段を20〜30分ほど上ると、台北101を正面にとらえる絶景ポイントに着きます。夕暮れから夜景にかけては、多くのカメラマンが集まる人気スポットです。
- 信義エリアの歩道橋:ビルとビルをつなぐ歩道橋からは、見上げるアングルの迫力ある写真が撮れます。
- 大晦日の花火:毎年の年越しには、台北101から花火が打ち上げられるカウントダウンイベントが行われ、世界中から注目を集めます。周辺は大変混雑するため、見学する場合は交通規制などの最新情報を確認しましょう。
06信義エリアで過ごす時間
台北101の足元に広がる信義エリアは、デパートやショッピングモールが集まる台北きっての繁華街です。台北101の低層階にもショッピングモールがあり、地下のフードコートやレストランでは、小籠包の名店をはじめ、さまざまな料理を楽しめます。人気店は行列ができることが多いので、食事の時間を少しずらすのがおすすめです。
夜まで信義エリアで過ごすなら、展望台で夜景を見たあとに食事をして、象山で外からの台北101を眺めるという流れも素敵です。さらに足をのばして、台北の夜市めぐりで屋台グルメを楽しむのもよいでしょう。
07アクセスと回り方
MRT淡水信義線の「台北101/世貿」駅が台北101に直結しており、台北駅から乗り換えなしで15分ほどです。駅からビルまで雨に濡れずに移動できるのも便利なポイントです。
台北101は、国立故宮博物院や市内の寺院、迪化街などと組み合わせると、台北観光の定番を一日で効率よく回れます。ドルフィン・チャーターの「台北市内 自由観光(6時間・1台 NT$5,500〜)」なら、午前に故宮、午後に市内観光を楽しみ、夕暮れに合わせて台北101へ向かうといったプランも自由自在です。具体的なコース例は台北の貸切タクシー半日・1日モデルコースで紹介しています。
08よくある質問
Q. 展望台のチケットは当日でも買えますか?
当日でも購入できることが多いですが、週末や連休、夕暮れの時間帯は混雑します。待ち時間を減らしたい場合は、事前購入や比較的空いている時間帯の利用を検討しましょう。料金や販売方法は公式サイトで最新情報を確認してください。
Q. 天気が悪い日でも行く価値はありますか?
雲が低い日は景色がほとんど見えないこともあります。展望台に上がる前に、当日の視界状況を確認できる場合は確認してから判断するのがおすすめです。
Q. 象山の登山はきついですか?
階段が続くため、運動に慣れていない人には少しきつく感じるかもしれません。途中に休憩できる場所もあるので、自分のペースで上りましょう。歩きやすい靴と飲み物の準備をおすすめします。
09まとめ
竹の節を重ねた美しいシルエット、40秒ほどで駆け上がる超高速エレベーター、街を一望する展望台、そしてビルを支える巨大な金色のウィンドダンパー。台北101は、ただ高いだけでなく、技術と文化が詰まったビルです。夕暮れに合わせて展望台へ上がり、夜は象山から外の姿を眺める。そんな一日で、台北という街の魅力を上からも外からも味わってみてください。


