
台北の夜市ガイド。最大級の士林夜市、胡椒餅で有名な饒河街観光夜市、グルメ通に人気の寧夏夜市の特徴と食べたい名物、支払い方法や持ち物、混雑を避けるコツまで。夜市を楽しむためのマナーとアクセスも紹介します。
- アクセス
- 台北市内の各夜市はMRT駅から徒歩数分〜10分ほど(士林=劍潭駅、饒河街=松山駅、寧夏=中山駅・雙連駅周辺・目安)
- 滞在時間の目安
- 1か所につき1.5〜2時間。2か所はしごするなら3〜4時間
- ベストシーズン
- 通年。夜風が心地よい秋〜春が特におすすめ。にぎわうのは19時以降
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台湾旅行の夜といえば、やはり夜市です。日が暮れると、通りいっぱいに屋台の灯りがともり、香ばしい匂いと湯気、呼び込みの声が混じり合って、街全体がひとつのお祭りのような熱気に包まれます。
台北には大小さまざまな夜市があり、それぞれに個性と名物があります。初めてなら王道の大型夜市へ、二回目なら地元の人が通う夜市へ。この記事では、台北を代表する三つの夜市を中心に、食べたい名物と、夜市を快適に楽しむコツをご紹介します。
01夜市の楽しみ方の基本
台湾の夜市は、食べ歩きが基本です。気になる屋台で少しずつ買って、歩きながら、あるいは屋台の小さな椅子に座って味わいます。一つひとつのポーションが比較的小さく、値段も手頃なので、何人かでシェアしながらいろいろな料理を試すのがおすすめです。
屋台グルメだけでなく、射的やゲーム、雑貨、洋服、スマートフォンのアクセサリーなど、食べ物以外のお店も多く、ぶらぶら歩くだけでも楽しい場所です。
ポイント:お腹をすかせて行くのが鉄則。夕食を食べてから行くと、名物を少ししか味わえずに後悔することになります。
02士林夜市|台北最大級の王道夜市
台北の夜市の代名詞とも言えるのが、士林夜市です。台北でも最大級の規模を誇り、観光客にも地元の人にも人気があります。MRT劍潭駅から歩いてすぐの場所にあり、アクセスのしやすさも魅力です。
エリアが広く、屋台が並ぶ通りのほか、地下には屋台が集まったフードコートのようなエリアもあります。食べ物から雑貨まで何でも揃うので、初めての台湾旅行でまず訪れるなら、士林夜市がおすすめです。
士林夜市で食べたい名物
- 大鶏排(ジーパイ):顔ほどの大きさがある巨大なフライドチキン。サクサクの衣とジューシーな肉は、夜市グルメの定番中の定番です。
- 蚵仔煎(牡蠣オムレツ):小ぶりの牡蠣を、卵とでんぷん質の生地で焼き上げ、甘辛いソースをかけた台湾の国民的屋台料理。
- 大腸包小腸:もち米の腸詰めに、台湾ソーセージを挟んだホットドッグのような一品。
03饒河街観光夜市|胡椒餅で有名な一本道
MRT松山駅のすぐ近くにある饒河街観光夜市は、一本のまっすぐな通りに屋台が並ぶ、歩きやすい夜市です。夜市の入口には、極彩色の装飾が美しい寺院「松山慈祐宮」が立ち、夜にはライトアップされた姿を見ることができます。
饒河街で食べたい名物
- 胡椒餅:入口付近の名店には、いつも長い行列ができています。窯の内側に貼りつけて焼き上げる生地はパリッと香ばしく、中には胡椒の効いた肉あんとネギがたっぷり。熱々なので、肉汁でやけどしないように注意しましょう。
- 薬燉排骨:漢方の香りがやさしいスペアリブのスープ。体が温まる一杯です。
- タピオカミルクティーやフルーツジュース:歩き疲れたら、甘いドリンクでひと休み。
04寧夏夜市|グルメ通に愛される夜市
台北駅や中山エリアからも近い寧夏夜市は、規模はそれほど大きくないものの、「食べること」に特化した夜市として、地元の人やグルメ好きから高い支持を集めています。通りの中央に屋台が並び、両側の店舗と合わせて、さまざまな台湾料理が楽しめます。
寧夏夜市で食べたい名物
- 芋頭丸子(タロイモ団子):揚げたタロイモのお団子は、外はサクッと、中はほっくり。中に卵黄やお餅が入ったものもあります。
- 魯肉飯:甘辛く煮込んだ豚肉をごはんにかけた、台湾の家庭の味。
- 油飯・豚足料理:老舗の屋台が多く、昔ながらの味に出会えます。
05ほかにも行きたい台北の夜市
- 臨江街観光夜市(通化夜市):台北101に近く、地元の人の生活に密着した雰囲気が魅力。101観光の後に寄りやすい夜市です。
- 華西街観光夜市:龍山寺の近くにある、歴史ある夜市。参拝と組み合わせて訪れるのもおすすめです。
06夜市を快適に楽しむコツ
支払いは現金がメイン
夜市の屋台では、まだまだ現金払いが主流です。最近はキャッシュレス決済に対応するお店も増えていますが、小銭や少額紙幣を多めに用意しておくとスムーズです。大きなお札はお釣りがないと断られることもあります。
あると便利な持ち物
- ウェットティッシュ(手や口を拭くのに大活躍)
- 小さめのゴミ袋(ゴミ箱が少ない場所もあります)
- エコバッグ(買ったものをまとめるのに便利)
- 両手が空く小さなバッグ
ポイント:夜市は混雑するので、貴重品は体の前で持ち、スリには十分注意しましょう。旅の持ち物全般は台湾旅行の持ち物チェックリストでもまとめています。
衛生面とお腹の調子
台湾の夜市は全体的に清潔ですが、旅行中は疲れもたまりがちです。生ものや氷が気になる方は、加熱調理された料理を中心に選ぶと安心です。食べ過ぎにも注意しながら、少しずつ味わいましょう。
07アクセスと回り方
台北の主要な夜市は、どれもMRTの駅から歩いて行ける距離にあり、公共交通で気軽にアクセスできます。士林夜市は劍潭駅、饒河街観光夜市は松山駅、寧夏夜市は中山駅や雙連駅の周辺が最寄りです(徒歩時間は目安)。
夜市の後は人混みと満腹で、ホテルまでの移動が少し大変に感じることもあります。小さなお子さま連れや年配のご家族との旅では、昼の観光から夜市、ホテルへの帰りまでを一台の車でつなぐ貸切チャーターが便利です。ドライバーは地元の名店にも詳しいので、混雑を避けた回り方や、その日おすすめの屋台を教えてもらえることも。台北市内の観光と組み合わせたプランは台北の貸切タクシーモデルコースをご覧ください。
台北101の夜景を眺めた後に、近くの夜市へ向かうのも人気のコースです。
08よくある質問
Q. 夜市は何時から何時まで営業していますか?
A. 多くの夜市は夕方ごろから屋台が出はじめ、深夜近くまで営業しています。にぎわうのは19時以降です。屋台ごとに営業時間や定休日が異なるため、目当てのお店がある場合は事前に確認しましょう。
Q. 夜市は雨の日でも営業していますか?
A. 多くの屋台は小雨程度なら営業していますが、大雨や台風の日は休むお店もあります。屋根のあるエリアや地下フードコートがある夜市を選ぶのも一つの方法です。
Q. 一晩で複数の夜市を回れますか?
A. 可能です。MRTで移動しやすい組み合わせを選べば、2か所をはしごすることもできます。ただし欲張りすぎるとお腹がいっぱいになってしまうので、1か所で食べる量を控えめにするのがコツです。
09まとめ
屋台の灯り、立ちのぼる湯気、香ばしい匂いと人々の笑い声。台北の夜市は、台湾の人々の日常と、旅のワクワクが重なり合う場所です。お腹をすかせて、現金を用意して、気になる屋台を一つずつ巡りながら、台北の夜を思いきり味わってみてください。


