
高雄観光ガイド。蓮池潭の龍虎塔、倉庫街をアートの街に変えた駁二芸術特区、美麗島駅の光のドーム、旗津と西子湾の夕日、夜市グルメまで。台北からのアクセスと、台南・墾丁と組み合わせる貸切チャーターの回り方を紹介します。
- アクセス
- 台北から高鉄で左営(高雄)まで約1.5〜2時間(目安)。市内はMRT・ライトレール・車で移動
- 滞在時間の目安
- 主要スポットは1日。夜景と夜市まで楽しむなら1泊がおすすめ
- ベストシーズン
- 通年。南国らしく冬も暖かく、11〜4月は特に過ごしやすい季節です
台湾南部最大の都市・高雄は、海とともに発展してきた港町です。大型船が行き交う港、潮風が吹き抜ける海沿いの遊歩道、そして街に点在するアートと寺院。台北とはまた違う、南国らしい開放的な空気が流れています。
かつては工業と港湾の街というイメージが強かった高雄ですが、近年は古い倉庫街のリノベーションや、海沿いの再開発が進み、アートと文化の街として大きく生まれ変わりました。昼は寺院と湖、午後はアート散策、夕方は海に沈む夕日、夜は夜市。一日の中で、さまざまな高雄の顔に出会えます。
01蓮池潭|龍と虎の塔が立つ湖
高雄の北部、左営エリアに広がる蓮池潭は、湖畔に数多くの寺院や塔が立ち並ぶ、高雄を代表する観光スポットです。
龍虎塔
蓮池潭の象徴といえば、湖に浮かぶように立つ二つの七重塔「龍虎塔」です。塔の入口には大きな龍と虎の像があり、「龍の口から入って、虎の口から出る」と、それまでの悪運が去り、幸運が訪れると言われています。龍と虎の体内には、物語や神々を描いた色鮮やかな壁画が並び、見ているだけでも楽しい空間です。
春秋閣
龍虎塔の近くに立つ、二つの楼閣からなる建物です。湖に向かって伸びる回廊と、龍に乗った観音像が印象的で、湖面に映る姿も美しい場所です。
ポイント:蓮池潭の湖畔には遊歩道が整備されており、塔や廟を眺めながら散策できます。日差しが強いので、帽子と飲み物は忘れずに。
02駁二芸術特区|倉庫街がアートの舞台に
港沿いの古い倉庫群をリノベーションして生まれた駁二芸術特区は、高雄の新しい顔とも言える場所です。レンガ造りの倉庫が並ぶエリアには、ギャラリー、デザインショップ、カフェ、書店などが集まり、屋外には大型のアート作品が点在しています。
かつて貨物列車が走っていた線路跡は緑の遊歩道に生まれ変わり、自転車やライトレールで移動しながらアート散策を楽しめます。週末にはマーケットやイベントが開かれることもあり、地元の人々の憩いの場にもなっています。
周辺の見どころ
駁二の周辺には、港の歴史を伝える施設や、音楽イベントの会場となる大型の文化施設もあります。海沿いをライトレールでのんびり移動するのも、高雄らしい楽しみ方です。
03美麗島駅|光のドーム
高雄MRTの美麗島駅は、「世界で最も美しい駅」の一つとして紹介されることもある駅です。コンコースの天井一面を覆う巨大なステンドグラス作品「光之穹頂(光のドーム)」は、イタリアのアーティストが手がけたもので、人間の誕生から成長、そして死と再生までを、鮮やかな色彩で表現しています。
駅の中にあるので、移動の途中に気軽に立ち寄れるのも魅力です。ドームの真下に立ち、ゆっくりと見上げてみてください。
04旗津と西子湾|海に沈む夕日
旗津
高雄港の対岸に細長く伸びる旗津は、フェリーで渡る小さな島のような場所です。乗船時間はわずか数分ですが、船の上から眺める港の風景は旅情たっぷり。島に着いたら、海鮮料理の店が並ぶ通りを歩いたり、レンタサイクルで海沿いを走ったり、灯台のある高台から港を見下ろしたりと、のんびりした時間を過ごせます。
西子湾と打狗英国領事館
港の入口近くに位置する西子湾は、高雄でも有名な夕日の名所です。高台に立つ「打狗英国領事館」の赤レンガの建物は、清の時代に開港した高雄の歴史を伝える洋館。夕暮れ時、テラスから海に沈む太陽を眺める時間は格別です。
ポイント:夕日の時間は混雑しやすいため、少し早めに到着して場所を確保しましょう。日没時刻は季節によって変わります。
05高雄の夜を楽しむ
日が暮れたら、夜市へ出かけましょう。高雄には観光客にも人気の夜市が複数あり、海鮮や南部ならではの屋台グルメを楽しめます。地元の人でにぎわう夜市では、パパイヤミルクやフルーツ、炭火焼き、甘いデザートなど、食べ歩きが止まりません。
港沿いのエリアは夜景も美しく、ライトアップされた建物や、水面に映る街の灯りを眺めながら散歩するのも素敵です。
少し足を延ばして
高雄郊外には、巨大な仏像と博物館のある仏教の聖地もあり、壮大なスケールの建築を見学できます。時間に余裕があれば、半日ほどかけて訪れるのもおすすめです。
06アクセスと回り方
台北から高雄へは、高鉄で左営駅まで約1.5〜2時間が目安です。左営駅はMRTと接続しており、蓮池潭へも比較的近い場所にあります。市内はMRTとライトレールが便利ですが、蓮池潭、駁二、旗津、西子湾といった見どころは市内の東西に点在しているため、乗り換えや徒歩移動を含めると意外と時間がかかります。
効率よく巡るなら、貸切チャーターが便利です。ドルフィン・チャーターの8時間チャーター(1台 NT$6,500〜、延長1時間 NT$700)なら、左営駅でお迎えし、蓮池潭、駁二芸術特区、美麗島駅、西子湾の夕日までを一日で回れます。台南から南下する日や、さらに南の墾丁へ向かう複数日の周遊にも対応しています。
貸切タクシー全般の料金や選び方は、台湾の貸切タクシー完全ガイドで詳しく解説しています。
07よくある質問
Q. 台北から日帰りできますか?
A. 高鉄を使えば日帰りも可能です。ただし夕日や夜市まで楽しむと帰りが遅くなるため、1泊すると余裕を持って楽しめます。
Q. 高雄と台南は一緒に回れますか?
A. 両市は車で1時間前後の距離なので、組み合わせて回りやすいエリアです。1日ずつ滞在する周遊がおすすめです。
Q. 冬でも暑いですか?
A. 高雄の冬は温暖で、日中は半袖で過ごせる日も多くあります。ただし朝晩は涼しく感じることがあるので、薄手の羽織りものがあると安心です。
08まとめ
龍と虎の塔が立つ湖、レンガ倉庫をアートで彩った港の街並み、天井いっぱいの光のドーム、そして海に沈む夕日。高雄は、南国の明るさと港町の情緒、そして新しい文化が共存する街です。ゆったりとした南部の時間に身をまかせて、港町の一日を楽しんでみてください。


